2019年(令和元年度)・第16回全日本学生選抜選手権・見どころ  11月23日(土)〜24日(日)の2日間、埼玉県・所沢市民体育館において行われます  「第16回全日本学生選抜卓球選手権大会(通称、全日学選抜)」の見どころをアップします。  10月の全日学が15年前より外国籍選手の出場が不可能となったことと同時に、15年前より  新設された全日学選抜。  なお、奨励賞(=賞金)は、12年前の第4回大会までは、  優勝・15万円、2位・7万円、3位(1名)・3万円、計25万円、男女合計50万円でしたが、  11年前の第5回大会からは、従来無料であった参加料を充当する形で増額し、  優勝・15万円、2位・8万円、3位(1名)・4万円、4位(1名)・2万円、ベスト8(4名)・5千円、  計31万円、男女合計62万円、となっています。  大会日程は週末です。大会当日には会場まで足をお運びいただき、選手に声援をお送りいただけ  れば幸いです。入場は無料です。  日程(予定) 11月23日(土) AM10:00〜 開館                 AM11:00〜 予選リーグ抽選                 PM 0:30〜 開会式                 PM 1:00〜 男女予選リーグ                 PM 5:30〜 決勝トーナメント抽選                 (決勝トーナメント抽選は、男女別に予選リーグ全試合終了後)           24日(日) AM 9:00〜 開館                 AM 9:30〜 男女決勝トーナメント                           ・ベスト8決定戦〜決勝                 PM 3:00〜 表彰式・閉会式  会場の所沢市民体育館は、西武新宿線・新所沢駅下車・東口より徒歩約10分です。  男女共通  今年の全日学選抜のポイントと見られる点を、いくつか書き留めておきたい。  今年、第16回目を迎える全日学選抜は、関東で5回目の開催となる。  全日学ランカーの日本人の内、男子2名、女子1名の今大会欠場者が出ている。  (及川(専修大)、金光(日本大)、朝田(同志社大))  一昨年の森薗、去年の及川に続き、男子の全日学王者が3年連続で欠場となるのは惜しいところ。  一昨年から各学連推薦出場が設けられ、去年から規約も整備され、方式が一部変更されている。  主管学連から4人(男女計8人)の推薦出場が従来よりあるが、主管学連以外の8学連から1人ずつ、  計8人(男女計16人)が出場し、予選リーグの4段目に入る。東海・関西の2学連と他の6学連の  間には実力差もあり、抽選で誰がどこに入るかが注目される。  主管学連である関東からの推薦選手(男女各4人・計8人)は予選リーグの3段目に入るが、  関東学生選手権の上位者で、事実上、優勝争いに加われるレベル。こちらも抽選で誰がどこに入るかが  注目される。 男子シングルス  見どころ:   組み合わせが大会当日だけに、他の大会のように事前にシードを見て対戦を予想することは難しい   全日学選抜だが、出来る範囲内で見どころをあげてみたい。   A〜Hの8ブロックに分けて行なわれる予選リーグ。   1段目には、全日学の上位者がランク順に入る。   Aブロック 木 造 (愛知工業大)   Bブロック 松 山 (愛知工業大)   Cブロック 沼 村 (明治大)   Dブロック 川 上 (早稲田大)   Eブロック 高 見 (愛知工業大)   Fブロック 三 部 (専修大)   Gブロック 一ノ瀬 (中央大)   Hブロック 田 中 (愛知工業大)   京都全日学の1位・及川(専修大)、8位・金光(日本大)が今大会に欠場しているため、   ランク10位の田中までが繰り上げで1段目となっている。   愛工大が4人と8人中の半数を占め、あとは、明治大、専修大、早稲田大、中央大、の関東の強豪校が   1人ずつ。   2段目には、全日学のベスト16の選手(1段目に続く下位者)、及び欠員の補充として選ばれた   日学連強化部推薦の2人が入る。   予選リーグでは同士討ちは避けられるため、入るブロックに制約を受ける専修大、中央大、明治大の   順に抽選は進む。   それ以外の面では無作為抽選のため、1段目と2段目で全日学のベスト8決定戦の再現が起こる   可能性も8分の1の確率で、ある。   3段目には、主管学連推薦の4人と、外国人選手4人が入る。   主管学連推薦の4人は、優勝争いに絡む可能性もある実力者揃い。   外国人選手としては、前年度の全日学選抜でベスト8入りしている朴(日体大)は確実に3段目に入る。   今大会に出場する男子の外国人選手は10人なので、残る9人中、抽選で3人が3段目に入り、   6人が5段目に回る。   4段目には、各学連推薦の8人が入る。宮本(愛工大)と坂根(関西大)は上位段との同士討ちを避けて   抽選される。上位進出の可能性もあるため、注目の抽選となる。   残る6人は、同士討ちの懸念がなく、どのブロックにでも入ることが出来る。   5段目には、3段目に入らなかった外国人選手6人が入る。   男子の総出場人数は38人のため、A・Bの2ブロックは4段編成で、C〜Hの6ブロックは   5段編成となる。   大会当日までに、アクシデントなどで棄権がなければ、以上のような組み合わせとなる。   過去には、プログラム完成後に棄権・欠場する例が複数回あり、もしそのようなことがあれば   組み合わせが玉突き式にズレる可能性もある。   怪我、故障、インフルエンザなどの病気等、当日まで何が起こるかわからない。   優勝候補は、今年、インカレと、全日学のダブルスの2種目で日本一となった愛知工業大勢。   出場選手5人は、男子では今大会最多。(女子の中央大と並んで最多タイ)。選手層は厚い。   全日学のシングルスで3冠を阻まれた最大の難敵・及川が不在の中、3種目目の日本一を   奪取する可能性は高い。   全日学選抜では、去年、吉村vs高見の決勝同士討ちを演じたが、その再現もあり得る。   地元の関東勢は果たして意地を見せられるか?。 女子シングルス  見どころ:   組み合わせが大会当日だけに、他の大会のように事前にシードを見て対戦を予想することは難しい   全日学選抜だが、出来る範囲内で見どころをあげてみたい。   A〜Hの8ブロックに分けて行なわれる予選リーグ。   1段目には、全日学の上位者がランク順に入る。   Aブロック 森田(中央大)   Bブロック 山本(中央大)   Cブロック 松岡(東京富士大)   Dブロック 鎌田(早稲田大)   Eブロック 三條(青山学院大)   Fブロック 岡崎(東洋大)   Gブロック 梅村(中央大)   Hブロック 鶴岡(神戸松蔭女子学院大)   女子は、京都全日学のランカーがここまでは欠場なく出場しているため、ランク8位までが入る。   中央大が3人、あとは早稲田大、青山学院大、東京富士大、東洋大の関東勢と神戸松蔭女子大が   1人ずつ。   2段目には、全日学のベスト16の選手、及び欠員(朝田)の補充として選ばれた日学連強化部推薦の   瀬山が入る。   予選リーグでは同士討ちは避けられるため、入るブロックに制約を受ける中央大、早稲田大の   順に抽選は進む。   それ以外の面では無作為抽選のため、1段目と2段目で全日学のベスト8決定戦の再現が起こる   可能性も8分の1の確率で、ある。   3段目には、主管学連推薦の4人と、外国人選手4人が入る。   主管学連推薦の4人は、優勝争いに絡む可能性もある実力者揃い。   外国人選手としては、前年度の全日学選抜で4位の李欣然(朝日大)とベスト16の陳露(大正大)は   確実に3段目に入る。李欣然はE〜Hブロックでの抽選となる。(今年度の全日学メダリストと   予選リーグで対戦しない)   今大会に出場する女子の外国人選手は9人なので、残る7人中、抽選で2人が3段目に入り、   5人が5段目に回る。   4段目には、各学連推薦の8人が入る。石田(愛工大)と鈴木(神戸松蔭女子学院大)は上位段との   同士討ちを避けて抽選される。   残る6人は、同士討ちの懸念がなく、どのブロックにでも入ることが出来る。   5段目には、3段目に入らなかった外国人選手5人が入る。   女子の総出場人数は37人のため、A〜Cの3ブロックは4段構成、D〜Hの5ブロックが5段   構成となる。   大会当日までに、アクシデントなどで棄権がなければ、以上のような組み合わせとなる。   過去には、プログラム完成後に棄権・欠場する例が複数回あり、もしそのようなことがあれば   組み合わせが玉突き式にズレる可能性もある。   怪我、故障、インフルエンザなどの病気等、当日まで何が起こるかわからない。   優勝候補筆頭は中央大勢。女子では今大会最多の5人が出場している。(5人は男子の愛工大と   並び、最多タイ)。全日学での決勝同士討ちの余勢を買って、再度のタイトル獲得成るか。   対抗は早稲田大。一昨年の阿部、去年の笹尾と、チームとしては2連覇中。連続優勝を継続できるか。